マネジメントは絶対条件だよ。
ということで。
今日は急なのですが、タイムリーな事が重なったので、マネジメントについて積もり積もった事を書いてみようかと思います。
私がとある別業界にいた頃、私の一番のビジネススキルは調整能力を主体としたマネジメント能力でした。
その能力を買われてヘッドハンティングを受けてきた記憶があります。
顧客ニーズや業界・市場潜在ニーズを形にしてタイミングを見計らって世に放つ。
それはモノ作りの現場を知り、営業の現場を知り結果を出してきたからこそ獲得出来た
別の世界との「間を取り持つ」力でした。
そして今日、たまたま、農業とは別事業の案件だったのですが、確信的な出来事があったので、これはタイミングなんだなと思い立ち、今日ここで色々と書き綴る事を決めたのです。
本日、提携先の担当者が来訪して相談があるとの事だったので話を聞いた時のことです。
ありえないその内容に、しばらく開いた口が塞がりませんでした。
その方にとっては社会人になってから、あまり経験の無い調整案件だったのかもしれないのですが、
そのあまりに無責任な態度と、顧客を舐め腐った対処法に、叱咤激励という形で私は言うことを言ったのです。
事態の内容はこうです。
掻い摘んで話しますと・・「仕様変更の選択肢がある商材を私の会社が持っており、これからの顧客ニーズと商品の維持・ランニングコストを考えると、新しい仕様に変更したほうが良いのではという提案が提携先のその担当者からあったが、当社内で熟考した結果、我々としては古いニーズにも対応できる商材を置いておいたほうが良いと判断した為、現状の仕様のまま継続する。という形でリリースし顧客募集をかけて欲しい(営業して欲しい)と提携先に伝えたのですが、何をどう間違えたのか、その担当者の調整ミス?で、勝手に違う仕様で顧客募集をかけてしまったらしく、またまたその本来無い架空の新仕様で顧客がついてしまい、引くに引けなくなったので、こちらに新仕様で仕様変更をしてもらいたい。」と願い出てきたのです。
意味わかりますかね?!
もう少しわかりやすく別の例で例えると、・・
・・ガソリンエンジンの車を僕らが作っていて、販売代理店から電気自動車のニーズが高くなってきたので電気自動車を作ったらどうかと提案を受けたが、僕たちは今までのニーズに合わせてまだガソリンエンジンを続けたいという判断をし商品を再リリースしたが、販売代理店が勝手に存在しない当社の電気自動車のセールスシートを作って誤ってリリースしてしまい、更に何故だか即買いたいという人から申し込みが入ってしまい、引くに引けない状態になってしまったので電気自動車を新しく3月1日までに早々に作って欲しい。
みたいな内容なのです。
これマジ無茶苦茶な内容でしょう。マジで笑
もう笑うしかないよね ^ ^;
これを言ってきたが、新卒で経験も浅い子だったら話はまだわかりますよ。
いい歳した、上場企業のしかも業界最大手の会社の担当者がこれです。
呆れてものが言えないとはこの事で、あまりのあり得なさに私はマネジメントの話を出して、その場でマジで説教をしました。
でも、振り返ってみると、資金という資源は潤沢にあるほうなのに、人という資源が一向に育たなくて、企業体の成長に歯止めがかかってしまっているクライアントさんがいたのを思い出したりしていました。
そのクライアントさんもとにかく「マネジメント」の領域に課題がある組織で、またマネジメントに注力しなくても、組織が回ってしまったり利益が取れていってしまうビジネスモデルだったので、なおさら組織としてマネジメント能力に磨きがかからない悪循環に陥っている一つの例でした。
話がそれたので、元に戻して、「マネジメント」ですよ!
マネジメントとは、彼の有名な「ドラッカー」が定義したビジネス用語なのですが、(聞きなれない方はこちらとかを参考に)
マネジメントとは? 【意味を簡単に】経営、具体例、役割、スキル、種類
マネジメントを僕的に要約すると・・それは
管理能力であり、調整能力であり、最終的には
『 約束事(コミットメントした事)をやりきる力 』
なのだと思います。
それは、個人でもチームでも大きな組織でも、どのレイヤーでも同じなのです。
これは、私が思う、この世界を生きていく上でとってもとっても重要なスキルで、
この次元に生きる我々が一番エネルギーを注ぐべき、注力すべき点なのかもしれません。
これが「観自在にできるようになる」という事は、
思いを夢を、情熱を自由に形にしていける能力が身についているという事であり、
夢の具現化における最重要スキルだと言っても過言ではないのだと思います。
そりゃ、魂を揺さぶる、情熱や思いが一番大切なのはいうまでもありませんが、
具現化へのプロセスも、これまた同じくらい重要なのですよ。
という事で、マネジメントに課題があると自覚のあるあなた!
マネジメントが人生におけるブレイクスルーのボトルネックになってしまっていると感じているあなた!
育農コースに来て頂くと、農業技術以外にも、特に12月~2月の講座でこの辺りについても学ぶことができます。
私流ではありますが、その方の課題に合わせた内容で細かくお伝えしますので、
気になっている方は是非門を叩いてみて下さい。
それではまた。
農園主