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循環

梅、豊作につき、睡魔と戦いながら連日夜な夜な梅シロップの仕込みに奮闘しております。

あ、みなさん こんばんは。農園主です。

こちらは、なんやかんやで色々コツコツと進んできた感じがあります。

ただ、いつもこの5月10日前後の母の日あたりに起こる厄介なこと・・

それは「ナマズ詰まり」です。

地下を通る灌漑設備であるパイプライン内に何らかの形でナマズが侵入し、毎年毎年この時期にうちの田んぼめがけて、卵をお腹いっぱいに抱えたメスが産卵のために出てこようとして出れなくて、パイプラインの出口で詰まる。。。

ということが頻発します。

今年も、まあお約束通りに詰まりに詰まるわけです。。

そして、この作業をする時はナマズを取り除くために、ポンプによって強烈な水圧が常にかかっている状態の水口を解放することになるので、噴水みたいになってしまう中の作業となり、手は2本より4本あった方が有利ということで、ここでナマズ取りのプロである、奥さんの出動となるわけです。

はい。水を全開に出している状態なのにコレです。
これは完全に何か詰まってしまってますねー
いろんな魚が詰まったりしますが、この時期はとにかくのナマズになります。
奥さんが現場に駆けつけてくれました。
勢いよく池の水が吹き出してくるので、ナマズ水で全身びしょ濡れになるので、こんな感じでレインウェアを着込んで準備します。
さて、これからパイプラインの出口を解体です。

はい。かわいそうに、こんな感じですね。
しっぽがピロっと出てしまってます。この子は結局くの字になって挟まってしまっていました。。

ということで、全開にはならず、もう一匹?数匹??奥のほうに詰まっているっぽくて、しばらくこのまま置いて数日して腐って出口まで出てくるのを待つ作戦です。

それまで水が使えないので、不耕起田に湛水できなくて、このままでは土が柔らかくならないので、ちょっと田植えの予定がずれ込みそうな予感。。。

そして二日後・・

やっぱり奥の方に詰まってました。この子。
二日くらいおくと大体は腐敗して出てきたりするんですが、この子は全然ダメだったのでやっぱり水口を解放するしかありませんでした。。
まあ、こんな感じで詰まっていたナマズが取れたら取れたで、見ての通りの噴水状態ですから、
ここから上から蓋やら何やらの部品を無くさないように色々作業のコツをおさえながら復旧作業をしていきます。
ビシャビシャになりながら、特にパッキンを破損しないように、あとレアな部品を絶対に無くさないように(水流で吹っ飛ばされないように、誤って手からスルッといかないように)注意して進めていきます。
こんな感じで無事水が止まりました。
復旧を確認。

はい。

この後、畦の草刈り作業の間、半日ほど湛水していたのですが、なんとその間に、追加で「三匹」も新たに詰まる事態に!!・・・・・

さすがにこれには疲弊しましたね。。。

今までで5月に詰まったナマズの数としては過去最高となった感じです。はい。

まあ、そのままナマズを放っておいてもカラスが食べるだけですし、これはこれでご馳走なので、うちに持って帰って、ナマズたちはゲンゴロウたちの餌とアライグマの仕掛けの餌になってもらうことになりました。

→なんと翌朝早々、ナマズ効果覿面でアライグマが見事にかかりました。これで今年に入って早くも五匹目。日本にあるもんいるもん手当たりしだい何でも食らう奴ら。私が現場でみてきた最悪の外来種、それがアライグマです。彼らが蔓延ることは農作物にも希少日本在来種にとっても何にもいいことはありません。

まあそんなこんなで、5月の半分が過ぎました。

今日対話した感じだと苗もあと2週間は欲しいかなーという感じで、

今日でひとまず草刈りも落ち着き、田んぼ仕事は水管理だけで田植えまでは凌ぐとして、あとは研究所のビオトープの整備と新しく作る鶏小屋の着手ですかね。

「うちのこだわりのお米で育てる鶏から取れる希少卵」

これをずっと前から年間コースのお客様にお届けしたかったんですよね〜

ずっとやりたかったことをまた一つを、この夏までにスタートさせます!!

どんどん循環させていきますよ〜

それではまた!

農園主