連日の蒸し暑さが季節を感じさせますね。
みんさん こんばんは 農園主です。
梅雨明けと雑節土用(7月20日頃)が近いです。
今年も沢山の雨が日本列島に降り注いでくれましたね。
日照時間が14時間を越え、湿度も温度も上がると共に、里の水生昆虫たちの波もうねりも最高潮に達します。
ゲンゴロウは無事に3令幼虫までなんとか生き延びた個体が続々と田んぼから上陸し、蛹へと姿を変えていっています。
タガメも5月の1回目の産卵から数えて、もうかれこれ5回目の産卵を迎える時期に入ってきました。

20日以上続く蛹時代を、これから土の中でひっそりと過ごします。

写真は2齢幼虫へと脱皮するタガメの赤ちゃんです。
あの成虫の凄みのある姿からはなかなか想像がつかないのですが、
幼虫期の彼らは非常にか弱くデリケートで、自然界では沢山産まれても
最終的に成虫へと羽化できるのはほんの一握りだと言われています。
彼らが住める環境が、我々人間にもきっと理想的な環境なのだと私は思っています。
今も日本のどこかでひっそりと生き続ける同志たち・・
人の世がどこにどう向かおうとも、彼らは、僕らは・・この惑星たちと共に、
我々は、我々の営みを。
粛々と・・そして
ただ粛々と・・
農園主