古来より、日本の稲作においては、桜の咲く頃に種をおろすことが適期とされてきました。
本当に先人たちの暦とは的確で隙がなく、関心させられることばかりです。
種まきにはちょうどいい季節になりました。
当農園でも冬の間に仕込みを徐々に進めてきて、4月1日に種まきを行いました。
この日曜日には雨の予報なので、苗代に金曜日と土曜日で並べた苗箱を雨に当てて十分に湿らせてから
シルバーシートをかけ、翌日以降の晴れで発芽を促す感じで今年は行こうという作戦です。
うまく発芽が揃ってくれるといいな。
うちのイチモンジタナゴもアブラボテも素晴らしい婚姻色を見せてくれていて、タガイやマツカサガイの上で縄張りを作り始めてしきりに他のタナゴを追い払うようになりました。
もう一ヶ月もすれば貝に産みつけられた卵がかえって、タナゴの稚魚達も泳ぎだす初夏に入ってきます。
今年も水辺の生き物たちと一緒に、彼らの命の躍動に支えられ、田んぼを稲を育んで行きたいと思っています。
生き物たちはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
今から本当に楽しみでなりません。
農園主