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みなさん こんばんは。農園主です。

桜のつぼみが少しほころび始めましたね。

昨日は3月の出荷日でした。

恒例の新玉ねぎがこの度の出荷には間に合わずで、ちょっと残念ではありましたが、

4月に別便か、遅くとも4月のお米の出荷日には同梱の方向で考えていますので、今しばらくお待ち頂けたらと思います。

さて、三寒四温を経て、いよいよ本格的な春へと移行してきているこの季節なのですが、当農園の里山生物研究所でも様々な田んぼの生き物達が始動をはじめています。

タガメのガメちゃん達はこの20日頃に皆そろって無事に冬眠から覚め、元気一杯に泳ぎだしています。

タガメ達は夜に活発に餌を求めて動き回るので、冬眠から覚めたカエル達も身の危険を感じたのか、夜になったら水から上がって陸へ避難するようになっています。

ゲンゴロウ達も早いもので交尾が始まりました。

それから、兵庫県の貴重な在来種である「ヒメタイコウチ」も夜に頻繁に動き回る姿が確認できるようになりました。

今日は交尾?している個体をカメラにおさめることができました↓

交尾らしき行動をとらえた瞬間です。
左はドブガイの貝殻。
こういうものも彼らにとってはいい隠れ家になったりするんですよね。

こちらの子達は向かい合っていますが、オス同士なのかな?関係が気になりますねー

ヒメタイコウチは兵庫県や愛知県のごく一部に局所的に生息している、かなり珍しい変わった生態の水生昆虫です。

彼らは水生昆虫ではあるのですが、水深の深いところには生息しておらず、どちらかというと水たまりのような水深のかなり浅い湿地のようなところで、水際の落ち葉などの下に身を隠して暮らしています。

食性も変わっていて、タイコウチやタガメのような感じではなく、ダンゴムシなどの落ち葉の分解者である小さな昆虫類を捕食して暮らしています。

日中は落ち葉などの下に隠れてあまり動き回らないため見つけることは非常に困難ですが、夜になると動き出して水辺から這い上がり、落ち葉の下などでモゾモゾと動き回る姿が確認できます。

タガメもヒメタイコウチも、自然界でのその姿はまるで落ち葉そのものなので、いるところに仮に行ったとしても日中普通に見つけることは非常に困難なのです。

こちらも冬眠から覚めて始動し始めた大きなトノサマガエルさん。
今年もなんやかんや健在のようですね ^ ^
コウホネも温度が上がると共にどんどん水面へと葉を広げてきています。
また可愛らしいあの黄色い花を、今年も咲かせてくれることでしょう。

ということで!

季節の風に身をまかせ・・・どこまでも、そしてどこまでも・・

農園主