皆さんこんにちは 農園主です。
「年度末と春仕事・冬仕事が交差する三月」
ちょっと機械のメンテナンスが放置気味で、いよいよスケジュールがヤバくなってきましたが、さてさてどうしたものか。。
皆さんも年度末迫るということで、バタバタとお忙しい日々を送ってらしゃいる事と思います。
今週は3月4日、5日と、またまた弓削牧場さんに樹木管理のお手伝いに行ってきました。
今回は、住宅地迫る道路沿いのアカシアの伐採と運び出しです。
とてもややこしい条件の2本だけを残して伐採はほぼ終了していたのですが、
6000Vの電線やインターネットの線、電話線に枝がかかっているややこしい樹をどうこなすか、という今回のお話でした。
現場を視察→うーん・・・・・。。。

これ高所作業車じゃないと無理じゃねぇ?!今まで見てきた中でもかなり厳しい条件かも・・・
1)幹がとても細い若い樹で、だけど高さはあるので人が登るとなると重さに耐えきれず折れる可能性大。となると上の方まで登ることが出来ず落としたい枝を払えない。
2)ツリークライミングで必須のアンカーが打てない→ツリークライミングで打たなきゃいけないアンカー(ロープの支点となる所)を打つために投げるスローライン(紐を結んだ砂や鉛の粒が入った袋)が感電の恐れがあって投げられない。
3)電線や電話線に伸びた枝がそれぞれに挟まるように伸びてしまっており、枝を落としても枝降ろしのリギングが困難。※リギング→ロープ等を使って枝や幹を地上に安全に制御しながら降ろす技術
そんな感じで、パッと見は↓
「電線付近までとりあえず登ってタグライン結んで山側へ伐倒でよくね?」
って思うんですが、枝が電線などに上下に入り組むように伸びて入り込んでしまっているので伐倒で山側へそのまま引っ張ると枝が上に上がるような形になって電線等に大きく接触してしまい何が起こるかわからない。ということで最悪の事態も予想される。
という感じになるんですね。
だから結局は高所作業車で電線からはみ出た枝をなんとか伐倒に影響のないところまで落とし、タグラインを上部に張り、山側へ引っ張りながら、適当な位置で受けを入れて伐倒・・
が安全策なのかな〜と思いました。
ただ、こんな作業でだけで高額な高所作業車はレンタルできないので、山の持ち主の弓削さんは困り果てている。という事だったようです。
私としては、どうにかしてお力になりたかったので、ダメもとでどこまで上まで登れるかやってみることにしました。
電線に近すぎてスローラインアンカーが打てないので、しかたなくスパイクで上がることに・・


登るには幹が細い!!細すぎる!!
アカシアは丈夫な樹ですが、この日は風も強くてかなりしなって怖すぎでした。
下からの写真だとわかりにくいのですが、上の処理したい地点までは結構な距離があり、これ以上は折れる危険性があり、結局クライミングでの処理は断念することになってしまいました。お役に立てず、ごめんなさい。。。
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さて、気を取り直して、既に倒してある程度玉切りしてある樹木を運搬車等で運び出します。
枝はチッパーにかけ、少し太い枝はバイオガス用の焚き物に。太い幹は薪用に。という感じで分けてトラックに積んで行きます。

何往復した事でしょう・・こんな感じでこの付近に山積みだった樹が何とか片付きました!


貴重な貴重なアカシアの玉木たちです。
薪割りして乾燥させて、5、6年後に使うことになるかもしれない子たちということになりますかね。先々を見据えた貴重な貴重なストックです。
こんな感じで、忙しい3月はあっという間に過ぎていくのでありました。
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育農コースではよく皆さんにお伝えしていることにはなるのですが、薪ストーブはかっこいいですが、薪がなければただの箱です。
薪ストーブは絶対的に燃料の「薪ありき」です。
薪が9割と言ってもいいくらい、色んな意味で薪が大切です。
ストーブ屋さんは決して教えてくれませんが、薪ストーブ導入を検討される際には、ストーブ以外の下記全てが一式必要だということです。
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まず拠点近くの山林。(広葉樹中心の雑木で構成)
山や樹木に対する知恵。健康な身体。
樹を切る道具、下草を処理する草刈りの道具。
樹を運び出す道の整備。運搬車。チッパー。軽トラ等のトラック。
樹に登るための知識・道具。そしてクライミング技術(特にロープワークかな)・・・
薪割り機。薪を積んで乾燥させておくスペース。
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でなきゃ、薪は全てお金を出して買うことになります。
薪は今や非常に貴重な物です。「その時欲しい時にあればいいが・・」という話になってきます。
人生、やってみてわかることっていっぱいあるよね。
僕も16年前、自給自足の事はもっともっと簡単に考えていました。
でも、とにかく、とにかく一次産業は手間暇と危険が隣り合わせなんだよ。
そりゃあ、野菜も米も薪もこんなに高価なはずだよね。
みんな命の危険を乗り越えて、これだけの手間暇という膨大な苦労が加わっているんだから。
だから何事も決して舐めてかからないで。でないと本当に痛い目に遭います。
画面からの情報だけを頼りに生きることに慣れてしまっているという現代に
身をもって行う問題提起。
僕らは全然意図してなかったけど、この世界ではそういう役割を担っているということは、ここにきて否めないかもしれません。
農園主