今日は夏至。

 

今年は先に草取りを終えた耕さない田んぼに、

5月末から6月中旬にかけて、厳しい環境で育てた苗を解き放ち、しばらくが経ちました。

 

 

あの頃は小さかった苗も、硬い硬い不耕起田に活着し、こんなに立派な姿になりました!

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※しっかりと根をおろし、分けつし始めたコシヒカリ

 

 

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※スイッチが入った緑米

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※田んぼにはイトミミズがいっぱい! 環境が整ってきた証拠。

 

 

 

毎年毎年、今年こそは…という思いで作付けをしますが、現実はなかなかうまくいかず、この数年は、それを受け入れる日々が続いていました。

でも今年はやっと、田んぼも苗も、自分の思い描く理想形に近いたかもしれません^ – ^

 

 

やっぱりなんだかんだ言って、お米の品質は親である稲の姿と連動します。

健康でパワフルな親は、同じようにパワフルな子を育みます。

 

これは間違いないです。

 

これからひと月くらいかけて、更に立派に育つ稲は、間違いなく秋には素晴らしい珠玉の粒を実らせてくれることでしょう。

 

 

なんか記事を書いていて思うのですが、自分は今は百姓を生業としていますが、私の本質はやっぱりアーティストなのかもしれませんね。

常に、自分の感じる「美しい形」を追い求めている自分がいます。

 

 

 

さてさて、みなさん。

 

突然ですが、梅雨ってどう思いますか?

 

「じめじめしてて憂鬱で、洗濯物も乾きにくいし、いいことなんて一つもない、最悪の時期だ!一刻も早く終わって欲しい。。」なんて思ったりしていませんか?

 

僕は、今年の梅雨は本当に梅雨らしい最高の梅雨だと思っています。

・・僕も東京でお仕事をしていた時は、この時期は本当に憂鬱で(笑)

「なんでこんな時期があるんだろう。。」 と本当にイライラしていたものです。

 

でも、百姓をやるようになってからは、梅雨を迎えると、逆にとても楽しく嬉しくなっている自分がいます。

 

 

 

日本の天候は本当に完璧で、農業用水や飲料水をはじめとしる生活用水は、この時期に日本列島に雨がしっかり降ってくれることで必要な分が蓄えられます。

 

5月から6月にかけて、全国の山間部から平野では、田んぼに一斉に水が溜まります。

 

田んぼ一枚一枚は、実はダムや池と同じ仕組みで、例外なくどの田んぼでも、水の入り口と出口が設けられ、ある一定の量の水が溜まるとオーバーフローして川へ湖へ海へ流れ出る仕組みになっています。

 

 

みなさんイメージしてみてください。

日本全土が、この梅雨の時期に一斉にダム化するのです。

そうです。水の国です。

 

 

水、土、温度。。いろんな条件に育まれて、乾いた大地では成し得なかった、生き生きとした生命力が国土に宿ります。

 

我々が生きていくのに必要な「基礎」をこの時期に大地は育んでくれるのです。

私の捉える「基礎」とは、田んぼの微生物群。

特に活躍している代表格の、酵母菌・乳酸菌・光合成細菌からなる「善玉菌群」です。

 

イメージしてみてください。

 

これらの存在の住む世界とは、我々の体の中のこの臓器。嫌気状態の「腸内」環境そのものだと思いませんか?

 

私は、まさにこの善玉菌群が住む水の中の世界とは、ズバリ田んぼそのものだと思うのです。

 

秋に田んぼは乾きますが、6月に宿った育まれた世界は、お米の糠層に場所を変えて宿ります。

日本人はお米を食べることによって、この田んぼという奇跡の環境を腸内へと運んでいるのです。

 

 

私には、日本の田んぼという環境が、

そのまま日本人の体の中そのものに見えてしょうがないのです。

この大地で起こっていることは、自分の体そのものだと思うのです。

 

 

日本の大地が6月のこの時期に一斉にざわめき、変化しスイッチが入ります。

人間の体も6月に大きく変化し、正直とてもしんどくて、体調管理に気を使います。

 

あなたも是非、この週末、都会の雑踏を離れて近くの里山に足を運んでみてください。

 

何か、あなたのこれからに必要な大切なものが見つかるかもしれません。

 

田んぼはいつもいつも遠くから近くから、そっとあなたを見守ってくれています。

 

農園主

カテゴリー: ひかり農園通信