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恒例のお田植えが間近です。

 

いよいよ来週から始められそうな、そんな雰囲気になってきました。

 

これから待ち受けている試練…

普通の田んぼとは違い、ひかり農園の不耕起田では、下記のような厳しい事象が苗達を待ち受けています。

 

 

・とても活着し辛い固い土。

・根や葉を食害する生き物達(ジャンボタニシ、イネミズゾウムシ等)

・活着直後の深水(主に競合する雑草対策)

・糠等による有機酸。

・アカウキクサ(アゾラ)等の大量発生による水温低下と肥料分の奪い合い。

 

 

…もし自分が稲だったら、田植えとは、生死を分けるような大変な試練になるではないかと思います。

 

しかし、稲という植物は想定外の大変な生命力を宿しています。

 

苗の段階でストレスを加えれば加えるほど、たくましく、強くなって這い上がってくるという性質があります。

 

逆に言うと、この育苗の時期にしか、病気や害虫、台風や冷害等の様々な試練を乗り切れるような、根本的な力を身につけるチャンスは無いということです。

 

ひかり農園では、苗の様子をみながら直接苗を上から踏みつける、

『苗踏み』と呼ばれる作業をして、苗にストレス加えています。

 

昨年までは直接足で踏みつける形でしたが、今年からは約80kgの重さで転がせるローラーを使って苗踏みをしています。

稲は、実は穂が出る頃までは茎は無く、体は全て葉っぱの塊です。

地面の中の根っこのはじまりの部分である「成長点」と呼ばれる箇所がダメージを受けない限り、葉っぱの部分が痛もうが、ちぎれようが、無くなろうが、また生えてくるという強靭さを持っています。

なのでよほどの事がない限り、枯れてしまうことはありません。

 

 

ただ、田植えの日から数日間の天候はとても重要です。

大雨だと浮き苗になりますし、逆に大変な日照りだと、活着していない状態では根から水分を十分に吸えないので、葉っぱから体の水分が蒸散してしまい、本当に最悪の場合は枯れてしまう事もあります。

 

ですので、いろんな事を想定した上での理想の苗の完成形は、

◆ 根張りが大変良く、茎にあたる部分が極太で固く、葉っぱが大きすぎない、全体が適度な薄い緑色。

というイメージになります。

端的に言うと、『ゴン太苗』です。

そして、この理想的な苗を、中苗から成苗の適期に、

天候が曇りや小雨の時に植えられるのがベストです。

 

来週だと、25日あたりがそれにあたりそうなので、一気に集中して

作業を行うようなイメージだと思います。

 

早くても遅くても、無理をしても良くないので、最後は田んぼと苗に聞いてから!

天に任せてGO!!

です。

 

 

農園主

 

カテゴリー: ひかり農園通信