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秋の風にたなびく紫色の稲穂・・

10月20日頃から、緑米の刈取り・天日干しが続いています。

 

今日は、ここのところの好天続きに陰りがみえてきたので、雨対策として株元にカバーをかけました。

 

これは、実は天日干し乾燥のコツであり、貴重なノウハウのひとつなんですね~

 

稲の天日干し乾燥では、刈り取った稲を束ねてひっくり返し、根っこ側が上に、稲穂側が下にくるように、竿に干してゆきます。

干し方は地域によって様々。

うちの地域でもそうですが、2:8に分けて交互にかけていくパターンがほとんどです。

ただ、ひかり農園ではどんな人が参加しても統一感が得られる 「5:5分け」 を採用しています。

 

刈り取って束ねた稲を、地面に膝をついて5:5に分け、それを更に3~5束かさねてゆきます。

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※コシヒカリの田んぼにて。  写真:井上昭義

 

 

そして、5:5に分けた真ん中に腕を入れて、3~5束をごそっと抱え込み竿まで運んで、一気にドンとかけます。  ※これは北九州流

それらを交互になるように手前と奥に株をずらしたら、ぎゅっと稲株を押し込みます。

 

あとはひたすらこれの繰り返し。。

 

干された稲株はこんな感じで植わっていた時とは上下反対になります。

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稲の身体はストローのように中央に穴があいています。  ※切り株の一本一本にも全部穴が‥

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実はこの穴があいた藁の刈取り部分が、天日干しでは空に露出することになります。

そこに雨が降ると、水がどんどん進入してきてしまいます。

そしてこの管は籾まで細くなって繋がっているので、一度株元を濡らすと、なかなかお米が乾燥してくれないのです。

 

以上のような理由から、天日干しの際には、ひかり農園ではこのような農業資材の透明な分厚いポリシートをかけてマイカ線で縛り、株元を守っています。

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通常、このような事は面倒なので、される方は少ないですが、乾燥日数が大幅に短縮できる為、ひかり農園では欠かせないノウハウとなっています。

※うるち米で4日~7日。 もち米で6日~10日 で、アベレージ14.5%まで 落ちます。

 

稲の天日干しや藁ぐろ作りなどは、日本の 「 伝統文化 」 なのではないかと私は思います。

地域によって古来から人からひとへと伝承されてきたもの。

 

言わば先人たちの 『 生きた智慧 』 であると私は思います。

 

受け継ぎ、そして自分たちなりに考えアレンジしてきたひかり農園の天日干し。

いずれ新たな担い手に継承する、その日を夢見て…

 

農園主

 

カテゴリー: ひかり農園通信