お盆前の草刈りのシーズンに入ってきましたね~

連日降る雨の影響で、畦草も元気元気!

雨のあと、勢いづいてくるまえにしっかりと刈り取ります。

 

皆さんは、農業で一番大切なものってなんだと思いますか?

 

こたえは、圃場管理です。

 

すごくすごく極端な言い方をすると、作物というものは実は勝手に育ちます。

そして農薬を使おうが無農薬でやろうが、地主さんには、あまり関係が無いことだったりします。

 

とにかく、きちんと、手をかけて、面倒をみてくれているか、きれいにしてくれているか、

それが一番やってほしいことだったりします。

 

その地主さんの気持ちが全国であつまってあつまって、壮大な日本の風景になってゆきます。

 

不思議なもので、耕作放棄地や草まみれの畑や田んぼや公園や街路樹やお庭をみると、

なんだか悲しくなってきませんか?

 

あなたが知らないところで、草を刈り、草を引き、それを掃除し、ポイ捨てされたゴミを拾い、

誰かがさりげなくいつもいつも管理してくれているのです。

 

税金で作業する分のお金が支払われていることがあると思いますが、

田んぼや畑では、そのほどんどが実は、耕作者のボランティアなのです。

 

畦草を刈っても、感謝されることや褒められることはありません。

何故なら当たり前のことだからです。

 

そんな、当たり前を当たり前にこなせることこそ。

農業を営む者の一番大切なことだったりします。

 

特に、このお盆時期の前の草刈りは、一年で一番きれいにしたいと思って、毎年作業をしています。

かえってくるご先祖の霊の悲しい顔は、みたくはありませんからね(^-^)

 

今日は、その当たり前のことに日々悪戦苦闘している(笑)、当農園での

草刈の資材やそのやり方について、ちょっとお話ししたいと思います。

 

 

うちで草刈の際に使う資材は、以下の4つ。

 

1)ウイングモア (畦の上の面と法面を同時に刈れるやつ)

2)刈払機①27Lの大型2サイクルにススキ等をを刈れる強めの金属歯を装着)

3)刈払機②(25Lの中型2サイクルにスパイラルナイロンカッターを装着※刈払機はナイロンカッター専用のギア比のものを採用)

4)アスパラ鎌のような形状のステンレス鎌

 

次に作業の順番ですが、まずはウイングモアでぐるっと田んぼを法面を少し刈りながらフラット面を一周します。そのあと進入路や、ウイングモアで刈れそうなところを全部走り切ります。

フラット面をきれいにしたところで、次は法面の大きな草が生えているところを刈払機の金属歯で倒します。

そして、仕上げはお母さん、じゃなくて、、ナイロンカッターです!

斜度のキツイ法面や、アゼ波板の際。パイプライン等水口のコンクリート周りを綺麗に仕上げてゆきます。

そして、作業の際は常におしりのポケット等に、アスパラ鎌を装着し、どうしても生長点からかきとらなければいけないような巨大な草とかややこしい草を作業機を止めて手作業します。

 

田んぼによって、色々と道具は使い分けをしますが、たいていこの順番です。

無農薬栽培なので、畦の除草剤も当然使いませんからこのような設備ややり方で田んぼの管理をすることになります。

 

作業機の中でも重要視しているのが、ウイングモアナイロンカッター刈払機

 

ウイングモアは、田んぼや畑の管理には必須でしょう。

自走式の二条で、一条をフラットに固定して幅が広く刈れますし、30度、自在、と角度も調整可能なので、軽く法面を刈ることもできます。

畦際にどうしても生えるヒエなども半分水中に入っても問題なく刈ってくれるので、とっても重宝します。

また、不耕起栽培などでは田んぼの中の草も春の入水前にフラット二条で簡単に刈ることができます。

畦草刈りだけだと、稼働率が低くなり、宝の持ち腐れになってしまうかもしれませんが、

そういう使い方をするとかなり経済的です。

ハンマーナイフモア、フレイルモアのような限定的な使い方になることもありません。

 

しかも、軽トラに乗せて走り回れるので、大きな積載車も必要ありませんので、かなりお得。

刈刃も、インターネットで街の農機具屋さんの半額くらいで今なら買うことができます。

あとは、オイル交換などのメンテナンスをしっかりしていれば、壊れることはほとんどありません。

 

 

次に、ナイロンカッター刈払機。

これは、地面を叩くと自動でナイロンカッターが伸びて出てくれるタイプの軸と、かなり太めにはなりますが 3.0mm のノコギリ型のものを組み合わせると便利です。

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あとは、普通の刈払機の歯をナイロンコードに付け替えるだけでもいいのですが、

排気量やギア比の問題があり、トルクがかかりにくくなる事がほとんどで、ハードな現場だと、刈払機の遠心クラッチが痛んだり、ベアリングが壊れてしまうことがあります。

※特に3.0mmくらいの太さのナイロンコードになるとその傾向は顕著です。

なので、オススメは、力の強い2サイクルの排気量のそこそこ大きいものにナイロンカッター専用のギアを積んでいるものです。※4サイクルはとても重いですし力も弱いのでどんな現場でもオススメしません。

 

あと、ナイロンカッターの弱点である、飛散物を避ける為の装備は必須です。

特に  「目」 への異物進入は、徹底して防がないと、後で大変なことになります(笑)

なめて軽装で作業したら、小さな砂埃等で眼球が傷まみれになり、確実に病院行きになりますよ。

フェイスガード付きの帽子と、曇り止め機能がしっかりした、ゴーグルを同時装着することをオススメします。

 

最後に、ナイロンカッター刈払機のカスタマイズの例をご紹介しておきます。

 

作業は一日に沢山の現場ですることになりますし、キツイ法面を炎天下で長時間。ということも常々です。

私は、作業機に求められる要素は、 『パワーと軽さと安全性』  だと思っています。

 

ひかり農園では、共立の SRE2720UT-N  をこのようにカスタマイズして使っています。

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付いてきた純正の飛散防止カバーは、重量が重すぎて現場では使い物になりません。。。

また、背負いを意識した肩ベルトも、重いし暑いし、ハードな現場ではまったく使い物になりません。

・・基本的にハードな現場作業というのは、常に蒸し暑い初夏から秋ですので、この純正部品のままでは、せっかくの軽くパワーのある優秀な機械部分が台無しになってしまいます。

 

まずは使えない部分を外して、一般的な刈払機の飛散防止カバーを外してもってきて、位置を飛散を最小限にする位置に調整し設置します。

そしてホームセンター等で買える飛散防止のカバーを刈払部分に装着し、

軽くて暑くない肩掛けのベルトに交換したら、カスタマイズは完了です!

これで、ハードな法面も、デリケートなコンクリート際や波板の際なども、汎用的に作業することができます。

 

無農薬栽培の営農では、薬を使わない分、道具を本当に多用します。

ちょっとしたことですが、毎日の作業が積み重なると、疲れ方が全然違ってきますし、作業時間も精神的ストレスも、大幅に変わってきます。

 

使用頻度の高いものこそ、良いものを、自分にあったものを、

妥協せずにしっかりと選びたいものです。

 

 

 

是非、皆さんも試してみて下さいね!

 

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農園主

カテゴリー: ひかり農園通信